滞仏植物記

植物のかたちを研究する学生のフランス滞在日記

déjà-vu

先日、街を歩いていて公園の名前にふと引っかかりました。

 

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[Square PLANCHON]

 

プランション。どこかで見たようなと思っていたら、修士課程のとき、自分が研究で扱っている植物の歴史を調べようと古い文献を読んでいるときでした。

ジュール・エミール・プランション - Wikipedia

Wikipedia で恐縮です)

 

そのときはあまり強くその名前を意識してなかったのですが、著名な植物学者だったようで恐縮しました。しかもモンペリエにゆかりのある人物だったとは。この公園の名が実際に彼に由来するのかは未確認です。しかし考えてみるとフランス最古の学術用植物園はモンペリエ大学の付属薬草園ですし、この土地はフランスの植物学の発展に大きく貢献したいわば「聖地」なのかもしれません。
(ねがわくは、その歴史の末端の末端に微細な微細な文字で自分の名前を、とも思います。)

 

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ところで、このブログのスタイルがどんどん「あのブログ」にアトラクトされているのを感じます。そもそもこのブログをはじめようと思ったきっかけの一つは「あのブログ」の終わりに衝撃をうけ、慟哭し(ウソ)、「やんぬるかな、自分の読みたいものは自分で書こう」という開き直りなのでそれも仕方のないことかもしれません。(そのブログへの思い入れはそのうち書くかもしれません。いや、いい加減なことは言わないでおこう。)