滞仏植物記

植物のかたちを研究する学生のフランス滞在日記

最適な文体を目指して

今朝は(内容をあえて書くことはしないが)いろいろ考えさせられる夢を見て目が醒めた。様々なことを見たり体験しこの土地が気に入りだしたところではあるが、そのうえで自分がこの滞在をどう位置付けていくのかについて改めて考えてみる必要がありそうだ。…

 

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これまでこのブログでは「ですます」調で見聞を綴ってきました。それはその方がぼくが文章を書くときにワンクッション置いて書けるからで、要するにゆっくりじっくり書くことを自分に強いるには都合がよい、という理由からでした。

 

ただ、この方法だと観光向きのことを解説するには悪くないのですが、どうしても研究の中で考えたことや内省めいたことには向きません。自分で自分に自分のことを紹介している……ようで落ち着かないというか、まどろっこしいのです。観光案内はそれでいいし役にも立つのですが(他の人が書いたモンペリエの記事がぼくの情報源になっているように)、それはきっとぼくには向きません。

 

そこでこのブログはしばらく二つの文体を併用します。ただし、混ぜて書くことはしません。いつものように*で区切って、内容に応じて書きやすいほうで書きます。

 

短い間とはいえ、たくさん考えてたくさん行動すること —— それを忘れないよう書きとめ、これを読む誰かと共有し、可能であればその人の考える助けとなる。思考の外部化とリソースとしての開放…というとなんだかカッコつけすぎですが、それもこのブログのありうる一つのありようだと思いますし、それには自分にとっての直観的な言葉も使う必要があると感じました。

 

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さて、今日は数学の勉強と、帰ってから少し論文進めた。このあとフランス語の雑誌など眺めて休みがてらフランス語を学ぶ予定。明日は別の農学研究所へ行くので楽しみ。