滞仏植物記

植物のかたちを研究する学生のフランス滞在日記

ひと月目のまとめ

フランスについてひと月が経ちました。あっと言う間です。思えば到着したころにはぎらついていた日差しも、このところ和らいできたように感じます。そして今回の滞在はだいたい80日くらいなので、折り返し地点もそう遠くないことになります。

このひと月は INRA/SupAgro での研究を中心に進めてきました。まだまだこれからの研究ですが方向性は気に入っています。一方で難しい部分も次第に見えてきました。腰を据えてじっくりそれらを対処していくのがこれからのフェーズになると思いますが、加えてこの後は試料採取というもう一つの重大なミッションが待っています。果たして無事に成果を日本に持ち帰れるのか大変不安ですが、フランス人がよく呟く "Pas grave" の精神で時には図太くいきたいです。 ああ、でも検疫が不安……それからフランス国内の知人数人に会いに行く予定です。そのほかにも論文やら企画やら慌ただしい毎日ですが、南仏の雰囲気にときに癒されながらしっかりと励みたいと思います。

 

次回は少し植物学関係のことを考えてみたいと思います。