滞仏植物記

植物のかたちを研究する学生のフランス滞在日記

午睡あとのメモ

今日もモンペリエは快晴で、まだ少し夏の熱を帯びた風がプラタナスの枝を揺らしています。こんな日は昼寝が気持ちいいです。

すこし昼寝をし体力が回復したので今日はごく少しだけ書きます。

 

先日、アグロエコロジーについて触れました。

shiryukirie.hatenablog.com

そのなかで日本語検索の結果が芳しくない…と書きましたが、あれはどうもぼくの検索の仕方が悪かっただけのようです。「農(業)生態学」と日本語化して検索すると、サイエンティフィックな結果も含めていろいろ(定量的に言うと約100倍の検索結果)出てくることが分かりました。想像力と工夫が大事ですね。自然科学の世界ではすでに日本語化されているとは気づきませんでした(これが定訳なのでしょうか?)。

そもそも「アグロエコロジー」が差す内容は悪く言って曖昧、よく言って総合的で、どこからどこまでがいわゆるカタカナの「アグロエコロジー」と文脈を共有しているのかを判断するのも難しいのですが、一見したところだとさきの INRA の記述と意義を同じくする内容が多そうなので以降このブログでは「アグロエコロジー=農(業)生態学」とみなすことにします。もちろんカタカナの「アグロエコロジー」と「農(業)生態学」の差異も重要なところで、それぞれがどのような文脈や立場から使用されているかも気になるところです。

 

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そういえば、昨日新しいルームメイトがやってきました。ブラジルのサンパウロからだそうで、ひょっとするとサンパウロ大の学生かもしれません。しかも偶然にもぼくと同じ INRA に留学に来たとか。とてもうれしいし、できればどんなことをしているのか話を聞きたいです。